発達障害の分類/広汎性発達障害
最終更新日: 2009-05-10 (日) 13:02:53 (1106d)
広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorder:PDD) †
広汎性発達障害(PDD)とは、対人関係が苦手で、社会への適応が出来ない。又、人とのコミュニケ-ションがとれない。想像力の障害が根底にあって、強いこだわりのために、興味・活動が限られてしまい、反復的な行動(常同行動)がみられることがあります。
それらの特徴を、3歳以前から持っている人のことをいいます。それぞれの特徴が目立つ場合は(自閉症(ICD-10)、自閉性障害(DSM-Ⅳ))、特徴はあるけれど症状がそれほど強くない、一部の症状は目立たない、あるいは発症年齢が遅いといった場合は「非定型自閉症(ICD-10)、特定不能の広汎性発達障害(DSM-Ⅳ)」と診断します。
PDDの場合、人と喜んだり、悲しんだり、感動したりといった感情を共有しにくく(共感性の乏しさ)他の人がどのように感じているかを感じるのが難しい、見通しがつかないと著しく不安になる、又、音や状況に敏感すぎる、時間の感覚が普通と違う、など感性の特異さも特徴といえます。
基本的な対応は、このような状況を理解して、人とのコミニケーションや、基本的なル-ル、身の回りのことを教え、見通しを持てるように説明を加えて、安心して集団生活を送れるよう配慮します。もちろん得意なことも持っていることが多いので、それも認めて自信をつけるようにしていくと、少しずつまわりのことも見えてきて集団生活に適応する行動も増え、学習に対しても意欲をもつこともあります。
ただ、理解されない環境では、不安、過敏、こだわりなどの情緒障害を強めてしまい、社会への適応が困難ともなります。
